一輪の花と歌に思いを託すイベントは東日本大震災の記憶の風化が叫ばれる中で、今も静かに広がり、人々の関心を喚起しつづける働きをしています。今回は、海外にまで広がった「花は咲くプロジェクト」に目を向け、それぞれの国の事情や背景を短くドキュメント、心温まる小さな物語を紹介しながら、それぞれのメッセージを届けました。
クィーンズランド州の州都ブリスベンは、2010年12月から翌年1月まで続いた集中豪雨と洪水で、州の3/4が災害地区指定を受け、多くの人々が家を失い、38人もの命が奪われました。最も被害が激しかったのは、奇しくも東日本震災の2ヶ月前の1月11日でした。現地は、今も復興のさなかにありますが、人々の中には東日本大震災のニュースに心を痛めたり、日本人の毅然とした態度に勇気づけられたりした人も多く、自分たちの災害で日本に支援ができなかったことを心苦しく思っている人もいると言います。同じように自然災害の多い土地に生きる隣人として、復興の過程にある人々が歌う「花は咲く」をご紹介。
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